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ルルベのこと①

今日のテーマは
「ルルベ」

もっと高いルルベができるようになりたい。
そう思っている大人バレエの方でも
遅すぎるということはありません。

高いルルベを目指す前に、
ちょっと視点を変えて考えてみましょう。

「なぜ高いルルベが良いのか」
考えたことありますか?
見た目が美しいから
それだけではないのです。

「骨格の構造上、
高いルルベにしたほうが
少ないエネルギーで立てるから」

では、実際にためしてみましょう。

実験Ⅰ

①低いルルベをしてみましょう。

②1番ポジション、
もしくは
6番ポジション(パラレル)のアテール。
そこから両足のかかとを床から2cm引き上げます。

③ バランスをとってみましょう。

④ どこに力が入っているか、感じてみよう。

どうですか
バランスはとれましたか?
足首が固定されず、
グラグラしませんでしたか?
低いルルベというのは、
足裏、足首、アキレス腱、ふくらはぎ、すねの筋肉が
総動員で使われているのが分かりましたか?

低いルルベは
足裏・足首やふくらはぎの筋肉を鍛えるのには良いのですが、
踊るには体力の消耗が激しするのです。

対して高いルルベというのは、
‘積み木をまっすぐ積み重ねることと同じで、周りの支えがなくても安定する’状態のことを指します。

足の構造力学上
‘立ちきる’ことが
最小限の筋力で済むし、
なにより安定するからなのです。
これがバレエにおいて‘高いルルベ’を指導する目的です。

高いルルベができた!と
安心・油断してしまうと、
すかさず先生に「引き上げ!!」と喝が入るので
股関節に上体が乗っかっているだけにならないように気をつけましょうね。

次回は「立ちきる高いルルベを目指す」。

バレエ上達の近道は・・・

バレエ上達の近道というのは
残念ながらありません。

自分にとって楽な方法(引きあげが足りない、ターンアウトが出来ていない)や
派手に見えるテクニックができたとしても、
はたして舞台で通用するでしょうか?
その子がどんなレッスンをしてきたかが
ひと目で露呈してしてしまうのが舞台の恐ろしさです。

足を高く上げたい、
高くジャンプしたい、
いっぱい回れるようになりたい、
そう願うことはとても素晴らしいこと。

それらが出来たとしても、
はたしてそれがバレエといえるかどうか、、、
さらに音楽性や表現力なども磨かねばなりません。

おそらくどの業界でも
基礎訓練というものがあり、
アマチュアもプロフェッショナルもやっていることは同じです。

声楽の基礎訓練にはソルフェージュ、
ピアノの基礎訓練にはハノンがあるように
バレエの基礎訓練となるのがバーレッスン。

基礎訓練の前には
準備運動(ウォーミングアップとストレッチ)をしますよね?
ピアノならば、
指・首・肩・腕を伸ばしてみたり、回してみたり。
声楽ならば、
腹筋、背筋に効くエクササイズに発声練習。
バレエも然り。

プロになればなるほど、
準備運動と基礎訓練を重点的に行います。
それは、自分の体のため。
その時の体調を知り、自身で調整するため。

<まとめ>
どうしてもバレエの派手な動作に目をうばわれがちになりますが、
まず大事なのは自分の体と向き合うこと。
その時間が準備運動と基礎訓練なのです。

ウォーミングアップ、クールダウン
ストレッチ、マッサージ、呼吸
いっぺんに全部やろうと思わなくても大丈夫。
出来ることからやってみましょう。

近道はないけれど、
コツを知ることで上達に繋がる道はあります。

人によってコツが違ってきます。
ほんのちょっとの角度だったり、意識だったりで
「できる」ようになるものです。

動きを阻害している筋肉や靭帯、
痛みの原因となっている場所を特定・調整して
パフォーマンスの向上に繋げるのが私の役割であり喜びです。